防音について調べていると、周囲の音を目立たなくする方法としてホワイトノイズが使われることがあると知りました。
工事の音にどれくらい効果があるかはわかりませんが、リラックス音源として使われたりもしてるので、CubaseのRetrologueとうノイズ生成プラグインを使って、ホワイトノイズを自作してみました。
ホワイトノイズ 作り方 DTM
ホワイトノイズは、広い周波数帯域に成分を含んでいて、周波数あたりのパワーが一定のノイズです。「サー」という音が続きます。
DTMでは、ノイズジェネレーターを使ってホワイトノイズを作る方法があります。Cubase Proで使ったのはTestGeneratorです。
今回は一定のホワイトノイズを作って、音声ファイルとして書き出してみました。
Cubase ホワイトノイズ 作り方
1. Retrologue 2を準備
インストゥルメントトラックに Retrologue を立ち上げます。

NOISEセクション
左下の NOISE を使います。
| 項目 | 設定 |
|---|---|
| NOISE | ON |
| TYPE | WHITE |
| OSC1〜3 | 使わない/音量を下げる |
ホワイトノイズは高域まで出るので、この時点ではかなり「シャーッ」と明るく聞こえます。
2. MIDIノートを置く
Retrologueはノートが鳴っている間だけ音が出るため、MIDIパートを作ります。
| 項目 | 設定 |
|---|---|
| ノート | C3など任意 |
| 長さ | 10〜20分ほどの音源分 |
| Velocity | そのままでOK |
3. Retrologue側フィルター
ホワイトノイズは高域が強いので、少しだけ丸めます。
| 項目 | 設定目安 |
|---|---|
| Filter Shape | LP24 |
| Cutoff | 8000〜12000Hz |
| Resonance | 0 |
| Key Follow | 0 |
| Distortion | OFF/0 |
目安
- 12000Hz前後:明るめのホワイトノイズ
- 8000〜10000Hz:やさしめホワイトノイズ
- 6000Hz以下:ピンクノイズ寄りに感じる場合あり
今回は 10000Hzにしてみました。
4. Studio EQで整える
RetrologueトラックのInsertで Studio EQ を選択します。

4バンド版Studio EQの場合:
| バンド | 用途 | 設定目安 |
|---|---|---|
| BAND 1 | 低域調整 | 80〜100Hz / 0dB |
| BAND 2 | 触らない | そのまま |
| BAND 3 | 必要なら中高域調整 | 3000〜4000Hz / -1〜-2dB |
| BAND 4 | 高域を抑える | 6000〜8000Hz / -3〜-6dB |
BAND 4で少し削るとマイルドになりました。
5. 必要ならStereoEnhancer
ピンクノイズ同様、音が中央に固まっている感じがする場合は軽く広げてもよいと思います。
| 項目 | 設定目安 |
|---|---|
| StereoEnhancer Width | 110〜120% |
| 広げすぎ | NG |
入れる場合のInsert順:
- Studio EQ
- StereoEnhancer
- Compressor
- Brickwall Limiter
6. Compressor
音量安定用に軽く足します。
| 項目 | 設定 |
|---|---|
| Ratio | 1.2:1 |
| Attack | 30ms |
| Release | Auto または 300ms |
| Threshold | GRが0〜1dB程度 |
7. Brickwall Limiter
出力レベルを調整します。
| 項目 | 設定 |
|---|---|
| Output / Ceiling | -1.0dB |
| Input | 基本触らない |
8. 書き出し
まずは10分の音源にしてみました。
| 項目 | 設定 |
|---|---|
| 形式 | WAV |
| サンプルレート | 48kHz |
| ビット深度 | 24bit |
| 正規化 | オフ |
ホワイトノイズ ピンクノイズ ブラウンノイズ 違い
Retrologueで同じようにパラメータの値を変えて、ピンクノイズやブラウンノイズも作れます。
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| ホワイトノイズ | 周波数あたりのパワーが一定 |
| ピンクノイズ | 周波数が高くなるほどパワーが小さくなる |
| ブラウンノイズ | ピンクノイズより低い周波数の成分が強い |
聴き比べ用に出力してみました。
ピンクノイズ
ブラウンノイズ
