八幡の藪知らず

葛飾八幡宮の近く、市川市役所の向かいに「八幡の藪知らず」と呼ばれる竹藪があります。中に入ると出てこられない禁足地という伝説で有名な場所です。

「藪知らず」という言葉は、出口が分からなくなったり、どうすればよいか分からなくなったりすることのたとえとして使われていて、夏目漱石の『行人』や江戸川乱歩の『孤島の鬼』にも登場します。

八幡の藪知らず 神社

現在残っているのはそれほど大きくない竹藪で、不知森神社として鳥居と祠があります。1857年に建てられたという「不知八幡森」と刻まれた石碑もあります。藪の中へは入れません。

なぜ入ってはいけない場所になったのかは、はっきり分かっていません。

葛飾八幡宮に関係する神聖な土地だったという話や、日本武尊が陣を置いた場所だったという話があります。平将門の乱に関係する伝説も残っています。

水戸黄門(徳川光圀)が藪に入ったという話も有名です。藪の中で白髪の老人が現れ、入ってはいけない場所へ入ったことをとがめられたそうです。この話は錦絵にもなっています。

八幡の藪知らず解説

名前の由来

この場所は行徳の人たちが共同で使う土地だったため、八幡の住民が自由に入ることはできなかったそうです。そこから「八幡知らず」と呼ばれ、やがて「藪知らず」になったのではないかと考えられています。

『山口敏太郎の千葉の怖い話』
山口敏太郎先生の本でも取り上げられてます。

御朱印

不知森神社の御朱印は、葛飾八幡宮にて書置きをいただくことができます。

不知森神社 御朱印

八幡の藪知らず 地図

JR本八幡駅から歩いて徒歩5分くらいです。さらに北に行けば葛飾八幡宮もあります。市川に来た際には立ち寄ってみてください。

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