NISAは、投資で得た運用益や配当が非課税になる制度です。始めるには、金融機関でNISA口座を開く必要があります。
NISA口座は1人1口座で、開ける金融機関は1つだけです※。投資信託の積立だけなら銀行でも証券会社でも開けますが、個別株も買うことのできる証券会社で開設するのがよいかと思います。
ここではNISAの基本と、証券会社3社の比較、口座開設から最初の買付までの手順、各社の特徴をまとめてみました。
※金融機関は年単位で変えることはできます。
nisa 始め方 初心者

NISAには、つみたて投資枠と成長投資枠の2つの投資枠があります。つみたて投資枠は、決まった間隔で決まった金額を買い続ける「積立」専用の枠です。成長投資枠は、積立のほかに、まとまった金額を一度に買う「一括購入」もでき、個別株も買えます。
2つの枠は同時に使えるので、積立はつみたて投資枠、個別株は成長投資枠、というように使い分けられます。
| 投資枠 | 年間の上限 | 主な商品 |
|---|---|---|
| つみたて投資枠 | 120万円 | 金融庁が対象に選んだ投資信託 |
| 成長投資枠 | 240万円 | 個別株・投資信託など |
つみたて投資枠で買えるのは、金融庁が対象に選んだ投資信託です。口座を開いたあとで、その中から買う商品を選べます。それを積み立てるだけなら、つみたて投資枠だけで始められます。個別株や、つみたて投資枠で買えない一部の投資信託も買うなら、成長投資枠も使います。
積立は、月1万円や3万円など、自分の予算に合わせて金額を決められます。長期で続けるものですので、余裕の持てる金額で設定するのがよいかと思います。
nisa 始め方 おすすめ
NISA口座を開く証券会社には、店舗のある証券会社と、インターネットで取引するネット証券があります。店舗のある証券会社は人件費などがかかることもあり、手数料が高い傾向があります。ネット証券だと、NISA口座の手数料を0円にしているところもあります。
SBI証券、楽天証券、マネックス証券といった主なネット証券は、NISA口座での国内株の売買手数料と、投資信託の購入手数料が0円です。クレジットカードで積み立てる「クレカ積立」と、国内株を1株から買えるサービスにも対応しています。
投資信託の積立は少額から設定できて、クレカ積立ならカードのポイントも貯まります。個別株も成長投資枠で買えます。
クレカ積立で使えるカードと貯まるポイントは、証券会社ごとに決まっています。普段使っているカードや貯めているポイントに対応した証券会社なら、積立でも同じポイントを貯めることができます。
| 証券会社 | クレカ積立のカード | 貯まるポイント | クレカ積立の月額 | 1株単位の国内株 |
|---|---|---|---|---|
| SBI証券 | 三井住友カード | Vポイント | 100円〜10万円 | S株 |
| 楽天証券 | 楽天カード | 楽天ポイント | 100円〜10万円 | かぶミニ |
| マネックス証券 | dカード・JCBカード・マネックスカード | dポイント・J-POINT・マネックスポイント | 1,000円〜10万円 | ワン株 |
nisa 始め方 手順
- NISA口座を開く金融機関を選ぶ
- 証券口座とNISA口座の開設を申し込む
- 本人確認書類とマイナンバーを提出する
- 口座開設の審査を待つ
- 買う投資信託や株と、投資する金額を決める
- 入金または積立の支払方法を設定する
- NISA口座を指定して買付注文をする
口座開設の審査は、証券会社と税務署が行います。税務署の審査では、他の金融機関でNISA口座を開設していないか(重複口座)が照会されます。審査は通常1〜2週間くらいです。
※初めてNISA口座を開く場合は、3社とも審査の完了前に仮のNISA口座で取引を始められます。
※同じ年に複数の金融機関でNISA口座を申し込み、重複口座と分かると、NISA口座は無効になり、買った分の売却益や配当に課税されます。
審査が通り、口座が開設されたら、投資商品を購入していきます。
投資信託の積立では、商品と毎月の金額を決めたあと、クレジットカードや証券口座などから支払方法を選びます。個別株を買うときは、証券口座へ買付資金を入れて、注文画面でNISA口座を指定して購入します。
| 証券会社 | 口座開設 | 取引を始められる時期 | 注文・積立のポイント |
|---|---|---|---|
| SBI証券 | 証券口座とNISA口座を同時に申し込める。すでに口座があれば、ログインして「NISAに申し込む」から申し込む | 口座開設が完了してから2営業日ほどで、税務署の審査前に取引できる仮開設になる | 国内株は、注文画面の預り区分で「NISA預り」を選ぶ。約定後は預り区分を変更できない |
| 楽天証券 | 証券口座とNISA口座を同時に申し込む | 口座の開設とマイナンバーの登録が終われば、最短で翌営業日から取引できる | 積立は100円以上1円単位。支払方法は、楽天カード・楽天ペイ残高(月5万円まで)・証券口座から選べる |
| マネックス証券 | 証券口座とNISA口座を同時に申し込める。すでに口座があれば、ログインしてNISA口座の開設を申し込む | 初めてNISA口座を開く場合は、税務署の審査中も取引できる | 「日本株積立」で、ワン株や1株単位のETFを毎月買える。成長投資枠にも対応している |
※内容は2026年10月時点のものです。

